北海道の夜は、すでに肌寒い。
前回の記事で、相続人となる兄弟姉妹は実の3人の姉だと書いたのだが、実際は、養父2に子が4人いるので、相続人となる兄弟姉妹は7人だった。
養父2の子は、相続人にならないと思っていた。
養子縁組の前に生まれている養子の子は、養子が死んでいても養親を代襲相続しないという話と混同していた。全然関係なかった。
配属先の所長が、たまたま発見してくれた。
こんな説明図は見たことがないと叱られた。
早めに発覚してよかった。
この7人の兄弟姉妹の子が、最終的な相続人となる。
相続人は20人近くになるのだろうか。
戸籍は少し読めるようになった。
実母は生まれてすぐ、分家により転籍して、数年後に前の戸籍の戸主と養子縁組をして前の戸籍に戻ったことを解読した。
実母の戸籍は非常に難解だった。
大昔の戸籍は、一族の名前がぜんぶ書いてあって、被相続人とは関係ない人の名前がズラズラと書いてある。その割に、あまり知りたいことは書かれていない。
日本各地に散らばった戸籍というパーツを集めて、初めて解読できるようになる。
相続の仕事は、性に合っている気がする。
古い戸籍の山に埋もれて、先達が生きた激動の時代に思いを馳せる。悪くないと思う。
あさって認定考査です。
まだ研修中なのに。