北の国から司法書士を目指すブログ

令和2年司法書士取得(受験11回)/40のおっさん。

傍聴裁判

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6月22日、札幌簡易裁判所で裁判の傍聴をするという研修があった。
予定は午後2時から午後4時だった。

交通事故の裁判だった。
こんなところで裁判の内容を詳しく書くと怒られるので、内容はボカして書く。

原告は駐車場で車をぶつけられたと主張して、被告は車をぶつけていないと主張した。
原告は50万円くらいを請求していた。

双方に弁護士が2人ずつ就いていた。
この裁判は社会的にどういう意義があるのかと思った。

原告の当事者尋問から始まった。
原告はトラックの運転手で、趣味の悪いネクタイをしていた。
前職の警備会社にいたパワハラ野郎と同じ人相だった。

被告側の弁護士が原告を追いつめていった。
「おたくがこの駐車場の図面に書いたおたくの車ね、このまま左折したら券売機にぶつかるんじゃないの? そもそもこれ、券売機じゃなくて、精算機っていうんじゃないの? ここで何してたの? は? 図面に書いた車が実際のサイズと違う? どうしてそういういい加減なものをここに書くの? おたく運転のプロなんでしょ? 左前方から衝撃を受けた? 前のドアと後ろのドアの間に傷がついたって言ってたよね? まっすぐ左から衝撃がないとおかしいんじゃないの? 何ですぐ病院行かなかったの? どこが痛くなったの? クビとカタとコシ? コシはもともと悪かったんでしょ? そういうのを既往症って言うんじゃないの? 整骨院で何してたの? コシの電動マッサージ? 月に15回? 自由診療で? 保険が効くから意味もなく通ったんじゃないの? 総額でいくらだと思ってるの? 知らない? 60万だよ? こういうのを慰謝料っていうんじゃないの? それで? 車をぶつけられて何て言ったの? 5万でなかったことにするって言ったよね? それどういう意味なの?」
(尋問の内容はフィクションです。)

簡易裁判所の裁判なんて茶番だと思っていた。
完全に2時間もののサスペンスドラマだった。
ぼくがこんなおそろしい弁護士に詰められたらぜったい泣く。

ぼくの見る限り、原告側の弁護士にはこれといった決め手がないようだった。
被告が保険会社に事故った車の写真を撮るように頼んだ後で、被告は保険会社が写真を撮ったかどうか確認しなかったとか何とか、どうでもいいような主張をして、裁判官にたしなめられていた。

原告側の弁護士が手を挙げて、「異議あり代理人の意見を述べられてもね」と言った。
日本人が電話で「もしもし」と言うと、外国人のテンションが上がるらしい。
同様に、弁護士が裁判で「異議あり」と言うと、日本人のテンションが上がる。

この日で結審する予定のようだったが、提出していない車の写真があるとかで、7月1日に期日が続行された。
どうしてそういう大事なものを提出していないのかと、研修生の全員が心の中でツッコんだ。
研修生の全員が判決を見届けたかった。

裁判が終わった後、裁判官から質疑応答の時間が設けられた。
何も質問がないとシラけるので、何でもいいから質問をしろとチューターから言われていた。

みんなこぞって質問をするかと思ったら、質問をしたのは我が5班の3人ともう1人だけだった。
ぼくは最後に、「この裁判で、原告と被告のうち、優勢なのはどちらですか」と尋ねた。
裁判官は笑いながら、「これから考えます」と言った。
こんなところで言えないんだと思った。

ボカして書くとかいって全然ボカしてないのはここだけのヒミツだよ。

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