自家用車を手に入れた。
生意気だぞ、のび太のくせに。
叔父さん(父の弟)が10万円で譲ってくれた。
叔父さんが車を乗り換えることになったので、今まで乗っていた車を安く譲ってくれたのだった。
叔父さんが車を僕の実家に持ってきてくれた。
20年ぶりに叔父さんと会った。
どうしてこんなに疎遠なのかというと、いろいろ理由があって、親戚とはあまり付き合わないという北海道の土地柄でもあるし、ぼくが定職に就いていないからでもあるし、ぼくがそもそも人と会いたくないからでもあるし、ぼくの母と叔母さんの仲が険悪だからでもあるし。
30年前におばあちゃん(父と叔父の母)が亡くなったとき、相続で揉めた。
おばあちゃんが、僕と弟の名義で預金をしていたのだが、僕の母は、その預金は全部ウチのものだと主張した。
「叔母さんは、関係ない親戚といっしょになって、預金を半分よこせと言ってきたんだよ、お前たちの名義なのに。」
ぼくが成人してから、母がこっそりと打ち明けた。
その預金がどうなったかは知らない。
今ならわかる、ババアの負けだ。
いわゆる名義預金は名義人の固有財産にはならず、遺産分割の対象になる。
(最高裁第三小法廷昭和48年3月27日判決)
叔父さんと叔母さん、すいませんでした。
車は大切に使わせてもらいます。
さっそく車の名義変更の手続きをした。
思ったより面倒だったが、いろいろ勉強になった。
次回予告「所有権移転登録」。