14時08分、記述は商登法から解いた。
令和2年2月18日定時株主総会で決議された取締役Cの選任、これがすでに登記済みだということに気づくのが最初の関門だった。
取締役Cの選任と言われても、登記記録を見ると取締役Cはすでに就任しているし、どういう意味なのかすぐにわからなかった。
株主の誰が賛成して誰が反対したとか、決議要件で揺さぶりをかけてくるのがとてもムカついた。
時間がなかったらいちいち計算しないでぜんぶ書けばいいと思う。特に本試験は。
第2欄の登記すべき事項で、
令和2年6月15日就任
監査役F
東京都港区芝九丁目9番9号
代表取締役C
と書いたところで、取締役会廃止の代表権付与に気づいた。
あわてて代取Cの就任登記を横線で消して、第1欄に戻って取締役Cの代表権付与と、取締役ABの退任(権利義務解消)を書いた。
最後まで気づかなかったら非常に危険な状態であった。
取締役会廃止の代表権付与は田端本でさんざんやったのだが。
リカバリーに時間を取られ、第2欄はろくに書けなかった。
登記すべき事項は役員変更しか書いてない。
添付書面は種類株主総会議事録と就任承諾書と本人確認証明書を書いてない。
株主総会議事録 1通
株主リスト 1通
と書いたが、株主リスト3通と書けばよかった。
切り上げたときのタイム、15時08分。
LECの解答速報会で、荻原講師がこの問題のことを予備校的な問題と言っていたが、今年の商登記述は難しいけどオーソドックスな問題だと思った。
これまでの商登記述は解散の登記だの継続の登記だの、猫だましみたいなクソ問題ばっかりだった。
来年もまともな問題が出ると思います。
択一はどんどんクソ問化していくが。