この記事はプレ模試のネタバレを含みます。
見たくない方はご退出願います。
プレ模試の商登記述の感想です。
難易度:ナイトメア
自己採点 :2点
予想平均点:4点
予想基準点:27点
自己採点が2点でした。
どこがどう間違っていたか細かく見ていくと果てしなくなるので、ざっくりとした雑感を書きたいと思います。
この問題を解いているとき、これはさすがにやり過ぎなんじゃないかと思いました。
時間を取ってじっくり見直してみると、思った以上にやり過ぎでした。
これは伊藤塾からの挑戦状です。
まず、監査等委員会設置会社が公開化したときに取締役の任期が満了するかどうかを判断する必要があります。
取締役の任期は満了しません。
ぼくは任期が満了すると判断して、取締役を全員重任させてしまいました。
指名委員会等設置会社が公開化しても取締役の任期は満了しないというのは覚えてたんですが、監査等委員会設置会社の場合がどうだったかは記憶があいまいでした。
次に、取締役の動きをしっかり管理する必要があります。
監査等委員会設置会社なので取締役が4種類出てきます。
①取締役
②取締役(社外取締役)
③取締役・監査等委員
④取締役・監査等委員(社外取締役)
こいつらが業務執行取締役になったり新設分割設立会社の役員になったりなぜか子供が結婚したりします。
社外性が喪失したり監査取締役が辞めたりする要因がごちゃごちゃ出てくるわけです。
この会社は重要な業務執行の決定の全部を取締役Aに委任しているので、取締役の過半数が社外取締役である必要があります。
登記できない事項のうちの1つが、取締役Aが決定した株式の消却なんですが、理由はその時点で社外取締役が半数しかいないからです。
ここまで高度な消極事由はなかなかお目にかかれません。
他にもダメだったところがたくさんあるのですが、果てしなくなるのでこれで止めておきます。
記述の問題を解いて全然できなかったときは凹むのではなく、むしろ喜ぶべきなんです。
まだまだ伸びしろがあるからです。
記述で30点以上取れれば気分はいいかもしれませんが、ほとんど力はつきません。
この問題は初見でできる必要はないと思いますが、繰り返し解く価値が充分ある問題だと思います。
監査等委員会の論点は何だかよくわからないまま無理やり暗記してる人が多いと思います。
この問題を繰り返し解くことで、監査等委員会を具体的にイメージできるようになると思います。
商登記述の振り返りは以上です。
いつだか忘れましたが成績表がアップされたらお知らせします。
続く。
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