この記事はプレ模試のネタバレを含みます。
見たくない方はご退出願います。
プレ模試の不登記述の感想です。
難易度:やや難しい
自己採点 :22点
予想平均点:15点
伊藤塾の記述らしく、骨のあるいい問題だったと思います。
この問題のミソは、平成28年にAがした甲土地と乙土地の遺言が2つともフェイクだということです。
これさえ見抜ければ枠を当てることはできると思います。
【1件目】
(解答例)
1番抵当権J持分移転
年月日債権譲渡
(私の解答)
1番付記1号抵当権移転
年月日債権譲渡
(ノ∀`)
【2件目】
3/22抵当権の持分放棄
4/1抵当権者の名称変更
抵当権持分放棄の前提として、名変登記を先にやります。
頻出のネタです。
(解答例)
1番抵当権登記名義人名称変更
平成31年4月1日組織変更
変更後の事項
共有者H合同会社の商号 H株式会社
(私の解答)
(略)
変更後の事項
商号 H株式会社
この書き方はいつも間違えます。
【3件目】
(解答例)
1番抵当権K持分移転
平成31年3月22日抵当権持分放棄
(私の解答)
1番抵当権共有者Kの権利移転
平成31年3月22日放棄
このミスはちょっと恥ずかしいです。
これは根抵当権のひな型でした。
【4件目】
4件目というのは第2欄の1件目のことです。
ここの解答例見てみんなびっくりしたと思います。
なぜかGが相続人になってないんです。
Gが乙土地をもらって特別受益者になるからというのが理由だそうですが、安心してください、見抜けた人は一人もいません。
(解答例)
所有権移転
年月日相続
相続人(被相続人A)
持分3分の2 B
3分の1 E
(私の解答)
(略)
相続人(被相続人A)
持分4分の2 B
4分の1 G
4分の1 E
【5件目】
(解答例)
1番抵当権をE持分の抵当権とする変更
年月日B持分の放棄
(私の解答)
1番抵当権をG、E持分の抵当権とする変更
年月日B持分の放棄
イモヅル式で間違えました。
【6件目】
6件目というのは第3欄の1件目のことです。
(解答例)
所有権移転(3番仮登記の本登記)
平成31年4月25日贈与
権利者 G
義務者 亡A
(私の解答)
所有権移転(3番仮登記の本登記)
平成30年5月7日贈与
権利者 G
義務者 亡A相続人B
同 G
同 E
ここはしょうもないミスが目立ちました。
原因日付を死因贈与契約の日にしてしまいました。
正しくは当然Aが死んだ日です。
公正証書でGが執行者に指定されていることを見落としました。
イモヅル式に添付記号欄も0点です。
仮登記の本登記によって1番抵当権が職権抹消されることを見落としました。
添付記号欄に1番抵当権者の承諾書を書いてません。
登録免許税は合ってましたが、登録免許税法17条1項を書き忘れました。
残った点数は6点中2点です。
けっこう残りました。
【7件目】
「登記不要」が正解です。
ぼくは1番抵当権が職権抹消されることを見落としたので、H合同会社の名変登記をもう1回書きました。
全く同じ話を2回も書かせるわけがないんです。
不登記述の振り返りは以上です。
次回は商業登記法の記述を振り返りたいと思います。
少し遅くなるかもしれません。
続く。
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