ぼくが小学校1年生か2年生のとき、同じ班の伊藤さんがバレンタインデーにチョコレートをくれました。2つも。
1つが市販の板チョコで、もう1つが手作りのチョコレートでした。
よろこんで家に持って帰って、すぐに食べないで家族に自慢してから食べることにしました。
両親は共働きでいないので、もらったチョコレートを居間のテーブルに置いて、外に遊びに行きました。
外から帰ってみると、もらったチョコレートが1つないんです、手作りのほうが。
僕「ここにあったチョコどうした?」
弟「食った」
チョコレートが2つあるから1つ食ってしまうのはわかるんです、まだ子供だから。
しかしなぜ、よりにもよって、ひと目で手作りとわかるほうのチョコを食ってしまうのか。
すごく泣いたと思います。
そしたらフォローのつもりなのか、
「あんまりおいしくなかった」とか、
「ちょっとしょっぱかった」とか。
女の子がぼくのために作ってくれたチョコを勝手に食った上にケチまでつけてくるっていう。
30年経った今でもたまに思い出す。
食べ物の恨みは怖いっていう話でした。
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