北の国から司法書士を目指すブログ

令和2年司法書士取得(受験11回)/40のおっさん。

配属研修⑧(完)

f:id:mksdj377:20210916202248j:plain
配属研修が終了した。
絶対にひと波乱あると思っていたのだが、つつがなく終わりを迎えた。誰にもいじめられなかった。

前半の事務所と後半の事務所は、雰囲気がぜんぜん違っていた。
前半の事務所は司法書士が5人いて、朝から晩まで忙しそうにしていた。
後半の事務所は家族で経営していて、割とゆったりと仕事をしていた。
ぼくはひとりでひっそりと、細長くやっていきたい。

配属研修を申し込んだ後に知ったのだが、北海道では配属研修が義務ではなかった。
どこでもいいから事務所に勤めて、給料をもらいながら仕事を覚えればよかったと思った。

いまは受けてよかったと思っている。
私ごときがおこがましいのだが、この業界はひとつの事務所に長くいるよりも、いろんな事務所を渡り歩いたほうが得るものが多い気がする。

短期間にふたつの事務所を経験できるのは、配属研修ならではである。
60日間コースは少し長く感じたので、42日間コースでいいかもしれない。

ぼくがこれからどうするかというと、実は仕事が決まりました。後で詳しく書きます。

お世話になりましたm(_ _)m

↓幸運のクリックありがとうございます。
にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

令和3年度認定考査

f:id:mksdj377:20210912163057j:plain
認定考査に行ってきた。

【第1問】
小問(1)
賃貸借契約の終了に基づく目的物返還請求権としての建物明渡請求権 1個

小問(2)
被告は、原告に対し、甲建物を明け渡せ
との判決を求める。

小問(3)
請求原因1(期間満了)
1.Aは、Yに対し、令和2年4月1日、甲建物を月額15万円で貸した。
2.AとYは、1の際、契約期間を令和2年4月1日から令和3年9月末日までと定めた。
3.Aは、令和2年10月1日、死亡した。
4.Xは、Aの子である。
5.Xは、Yに対し、令和3年3月3日到達の内容証明郵便により、本件賃貸借契約の更新をしない旨を通知した。
6.5の正当事由の評価根拠事実
 ①甲建物は、老朽化のため地震で倒壊するおそれがある。
 ②Xは、甲建物を取り壊して、バリアフリーの住宅を新築し、重度の要介護状態にある母と同居する必要がある。
7.令和3年9月末日は到来した。

請求原因2(転貸による解除)
1.請求原因1の1、3、4と同じ。
2.Yは、Bに対し、令和3年12月1日、甲建物を月額10万円で貸した。
3.Yは、Bに対し、同日、2の契約に基づき甲建物を引き渡し、以降Bはこれを使用した。
4.Xは、Yに対し、令和4年3月3日到達の内容証明郵便により、本件賃貸借契約を解除した。

小問(4)
I 正当事由の評価障害事実の抗弁(請求原因1に対し)
1.甲建物の耐震工事に要する費用は高額に過ぎるという事実はない。Xは、工事費用の見積りもしていない。
2.近辺には適当な賃貸物件がない。客の大半は近辺の常連客で、他に移転すると売上げが大幅に減少する。

II 転貸の承諾の抗弁(請求原因2に対し)
1.Aは、Yに対し、請求原因1の1の際、甲建物を他人に貸すことを承諾した。

小問(5)
抗弁IIに対して、転貸を許可する特約の不存在の抗弁
1.本件賃貸借契約の契約書には、転貸を許可する旨の特約が存在しない。

小問(6)
簡易裁判所は、訴訟の目的の価額が(140)万円を超えない請求について第一審の裁判権を有しています。本件訴訟に係る訴えの提起時の甲建物の価額が250万円である場合には、その訴えを簡易裁判所に提起することが(できる)。なぜなら、(訴額が125万円だから)。」

小問(7)
①甲建物について、占有移転禁止の仮処分
②甲建物の明渡請求権
③できる。Bの契約書は、Bに対する訴訟と関係があるから。


【第2問】
小問(1)
即時取得の抗弁
1.Yは、Aから、令和3年7月1日、甲絵画を代金15万円で買った。
2.Yは、1の際、Aに甲絵画の所有権があると信じた。
3.Yの善意無過失の評価根拠事実
Yは、Bから、1の際、甲絵画の所有者がAである旨の証明書を受け取った。

小問(2)
Yが、Aに甲絵画の所有権があると信じたのは、売買の仲介をしたのが大手美術商であり、また、証明書も受け取っているから。

小問(3)
できない。証人尋問は当事者の申立てによるから。


【第3問】
小問(1)
できる。認定司法書士には、簡裁訴訟代理等関係業務の依頼を受任する義務がないから。

小問(2)
できない。Pが、Xから相談を受け、本件教示をしたことは、賛助を受けて協議したといえるから(司法書士法22条)。


思ったより書けた。終了5分前までねばった。
これで40点くれると思うんですよね。
ダメならダメで来年があるしさ。

お疲れ様でした。

↓幸運のクリックありがとうございます。
にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

配属研修⑦

f:id:mksdj377:20210908190724j:plain
北海道の夜は、すでに肌寒い。

前回の記事で、相続人となる兄弟姉妹は実の3人の姉だと書いたのだが、実際は、養父2に子が4人いるので、相続人となる兄弟姉妹は7人だった。

養父2の子は、相続人にならないと思っていた。
養子縁組の前に生まれている養子の子は、養子が死んでいても養親を代襲相続しないという話と混同していた。全然関係なかった。

配属先の所長が、たまたま発見してくれた。
こんな説明図は見たことがないと叱られた。
早めに発覚してよかった。

この7人の兄弟姉妹の子が、最終的な相続人となる。
相続人は20人近くになるのだろうか。

戸籍は少し読めるようになった。
実母は生まれてすぐ、分家により転籍して、数年後に前の戸籍の戸主と養子縁組をして前の戸籍に戻ったことを解読した。
実母の戸籍は非常に難解だった。

大昔の戸籍は、一族の名前がぜんぶ書いてあって、被相続人とは関係ない人の名前がズラズラと書いてある。その割に、あまり知りたいことは書かれていない。
日本各地に散らばった戸籍というパーツを集めて、初めて解読できるようになる。

相続の仕事は、性に合っている気がする。
古い戸籍の山に埋もれて、先達が生きた激動の時代に思いを馳せる。悪くないと思う。

あさって認定考査です。
まだ研修中なのに。

↓幸運のクリックありがとうございます。
にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

配属研修⑥

f:id:mksdj377:20210903223341j:plain
いま、私は、日本で最も難しい相続案件に取り組んでいる。

ミッション、依頼人の相続人を特定せよ。
依頼人に子はいない。
依頼人の父が、戦争で若くして亡くなる(絶句)。
依頼人は、母の代諾により、父の妹(叔母)夫婦と養子縁組をする。
依頼人の養父が、戦争で若くして亡くなる(絶句)。
依頼人の養母が再婚する。
依頼人が、養母の再婚相手と養子縁組をする。
判明している依頼人の兄弟姉妹は、今のところ、実の3人の姉である。

依頼人の相続人は、依頼人の兄弟姉妹になる。
依頼人の兄弟姉妹を全員洗い出す。
実父母、養父1、養父2、養母の戸籍を、死亡時から15歳くらいまで遡って集める。
他に兄弟姉妹がいるかもしれないからである。

依頼人の兄弟姉妹は、おそらく全員死んでいる。
依頼人の相続人は、代襲相続をした、依頼人の兄弟姉妹の子(甥、姪)になる。

何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何を言っているのかわからない。頭がどうにかなりそうだ。
催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなものでは断じてない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わっている。

話かわって、配属先の所長からいただいた言葉。
「きみは真面目だから、いい司法書士になれる。」
「きみは華がない。この仕事はそれが武器になる。」

ぼくもそんな気がした。

↓幸運のクリックありがとうございます。
にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

認定考査

f:id:mksdj377:20210822200433j:plain
認定考査の受験票が届いた。

認定考査の話は避けていた。
全然やる気がないから。

今年は落ちる気がする。
認定考査に落ちると、同期にバレて恥ずかしいと、かようまりの先生が言っていた。

恥ずかしいことではない。
自分に言い聞かせる。

認定考査の勉強は、2月から始めた。
「認定司法書士への道(実践編)」という本だけを、繰り返し読んでいる。

最初の50ページ、導入部分みたいな所は、意味がなさそうなので飛ばしている。

7回くらい読んだ。
本番までにもう1回読む。

これで落ちたら仕方がない。
これ以上できることはない。

おれは、認定考査に向かないんだ。
解説を読んで理解できないことが、本番で書けるわけがない。

おれは、運転免許のマルバツ試験に2回落ちた。
自動車学校のマルバツ試験に1回落ちた。
要するに3回落ちた。

おれは、ペーパーテストに向かないんだ。

↓幸運のクリックありがとうございます。
にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

配属研修⑤

f:id:mksdj377:20210810002629j:plain
北海道にとつぜん秋が訪れた。
そして、ぼくは前半の配属先に別れをつげた。

朝のコーヒー美味しうございました。
差入れのお菓子も美味しうございました。
いつも掃除ありがとうございました。
お気を煩わして大変申し訳ありませんでした。
ぼくは、もう少しだけ走れます。

後半の配属研修が始まった。

後半の配属研修が始まる前に、配属先のホームページを検索した。
担当講師の趣味が、ゴルフ、野球、テニス、車となっていた。
ぼくの趣味は、猫、ラーメン、ブログ、YouTubeである。
ウシジマくんとのび太が仲よくすることができるだろうか。

実際の担当講師は、のび太のパパだった。
のび太のパパとのび太は仲よくすることができるに違いない。

後半の配属先では、2in1(ツーインワン)という業務支援ソフトを使っている。
このソフトの使い方を見せてもらったり、戸籍の読み方を教えてもらったり、決済に連れて行ってもらったりした。
決済には、我々とは別に、抵当権を設定する役目の司法書士が来ていた。そういうパターンもあるのか。

後半の配属先では、お客様扱いをされている。
働きに来ているわけではないので、無理して働く必要はないというスタンスのようである。

「認定司法書士への道(実践編)」を開いて、ぜんぜん読んでいないのに、読んでいるフリをしている。
言ってくれれば、お使いでもトイレ掃除でも鉄砲玉でも、何でもするのだが。

補助者の方が1人いて、とても頭がキレるので、どちらが資格を持っているのかわからない。お世話になります。

合格者のグループLINEで、土曜日にZoom懇親会を開くというので、ログインしてずっと待っていたのだが、始まらなかった。来週の土曜日だった。

就職活動をした。
司法書士事務所にウソだらけの履歴書と職務経歴書を送った。
面接してくれるといいな。

↓幸運のクリックありがとうございます。
にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

配属研修④

f:id:mksdj377:20210731101111j:plain
北海道が記録的な暑さである。
35℃を超える猛暑日が半月続いている。

朝から軽く30℃を超える。
駅まで歩くだけで死にかける。

死にかけた男が毎日何をしているかというと、あいかわらず配属先の所長について回って、不動産決済の立会いに同席している。
顔なじみの業者もできた。もうすぐお別れだが。

ヤクザみたいな不動産屋の社長がイジってくるので、とても怖かった。
配属先の所長とはツーカーの仲で、所長はこの社長からとても信頼されている。

決済が終わって事務所に戻ると、その案件を業務支援ソフトに入力して、オンラインで登記の申請をする。
オンライン申請の受付は午後5時15分までなので、それまでに申請する。

配属先の事務所では「権(ちから)」という業務支援ソフトを使っている。160万で買ったらしい。
業務支援ソフトは、使っている事務所と使っていない事務所があるのだが、ぼくは将来、銀行から金を借りて買おうと思っている。今は100万くらいで買えるらしい。

オンライン申請をしてから、後日、添付書類を最寄りの法務局に持って行く。あるいは最寄りでない法務局にレターパックで郵送する。
これを半ライン申請とか特例方式と呼ぶ。

住民票とか住宅用家屋証明書とか抵当権設定契約書とか、原本還付をする書類には、原本と併せてコピーを添付する。
添付書類ではないのだが、固定資産評価証明書がある場合は、便宜上、そのコピーだけを添付する。

登記識別情報通知は添付しない。
オンラインで申請したとき、すでに、登記識別情報=12ケタの英数字は提供済みである。

登記済証は添付する。
登記済証=ボロボロの古文書は、オンラインで提供することができない。

毎日パソコンでデータの入力をして、書類をまとめてハンコを押している。
それを所長にチェックしてもらう。だいたい間違っている。

配属研修なので給料は発生しないのだが、社会的にとても意義があることをやっている気がする。登記に残る仕事。

ぼくは7年前、北海道に帰ってきて、ずっと非正規雇用の警備員をしていた。
駐車場で交通整理をしてDQNにキレられたり、真冬の夜に電源の切れた自動ドアの前に立っていたりした。
あの頃はみじめだった。

今週は台風がきて、いきなり寒くなるらしい。
うれしい。鍋にする(^q^)

↓幸運のクリックありがとうございます。
にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ

PVアクセスランキング にほんブログ村